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スポンジ期

3月ちゃんの言葉についてです。
クメール語、日本語、ともに毎日
「へえ、そんなこと言えるんだっけ」と驚かされます。

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アンコールワットでも、裸足は基本。



クメール語に関しては、とっくに母を追い越している模様。
話している内容はだいたい理解できるけど、母は絶対に使わない
(使えない)表現がたくさん。
父と娘の会話を聞いていると「あんたは本当にカンボジア人なんだねぇ」
としみじみ思い、そしてそれが自分の娘であることに気づいて
なんだかおかしくて笑い出してしまいます。

日本語の方も、日本で生活する、両親ともに日本語話者である3歳の子どもがどれくらいの
日本語を話すのかよく分からないけど、私(と、他少しの日本語がでるおもちゃ)しか
インプットのリソースがなく、アウトプットするのも私くらいしか相手にしていない
割に、母が予想する以上に日本語を理解して、話している。気がする。

母には日本語、それ以外にはクメール語、という使い分けもしている。
でもやはりクメール語の方が強いので、日本語では言えなくて、私にも
クメール語を使うことはよくある。
しかしこの母が本当に分からないので「?」という顔をしていると、自分の
知っている日本語で言い換えたりするから、またびっくり。

今、3月ちゃんの脳みそは、本当にスポンジのように全てのことを吸収しているんだな。
そういう時期なんだろうな。
彼女を見ていると、そう思わされる。
そしてこの貴重な時期はほんの一瞬で過ぎてしまうのだろうとも。

今朝は、ピーマンを残そうとする3月ちゃんに「ピーマン食べてー」と
母が言う。そうしたら返事が

ピーマンたべたら、テレビみていい?

おおおおお、「〜たら」が使えるのか!と変なところに感動し、思わず
「うん、いいよ」と言ってしまった。
母の負けじゃ。
by leng0914yuki | 2013-02-19 18:27
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